norikishidan’s blog

KISSES歴1年半くらいの私が感じたことを好きなように好きなだけ書くブログです。

捩捩のリクエスト~電リク276~候補曲②あばよ クレージュ・タクト,BABY・・・

候補曲2曲目です。

今回は、1曲目の記事を書いて感じた私の中の氣志團らしさがありながらも、どこか異なる雰囲気をもつ曲「あばよ クレージュ・タクト,BABY…」について書こうと思います。この楽曲は氣志團の楽曲中でもいい意味で異色なのではないかと思っています。

そんなこの曲の良さについて、音楽知識が全くなくて何もわからないなりに調べながら、もしかしてこれかな?と思ったことを書いていきたいと思います。

また、私は1年半程度の新規KISSESで、曲が作られた経緯やGIGでのパフォーマンスなどを何も知らないため、完全に自分の解釈で書いています。
間違いがあったら笑い飛ばしてよティーチャー。

私の中の氣志團全開の代表曲、暁がよんでるについて書いた記事を貼っておきます。

 

norikishidan.hatenablog.com

 

 

目次

 

・曲全体を通しての良さ

この曲の良さはずばり…みんな自由だから!
…だと推察します。

もっと詳しく言うと、いつもと違う雰囲気があるのは、全員曲中の活躍の仕方が異なるからだと思います。

リズムギターやベースは基本刻まない。リードギターは前に出すぎず一歩引いてみんなの音を聴いている。ドラムは時折激しさがありながらも一音一音を落ち着いて叩いている。ボーカルは気持ちよく伸び伸びとしながらも強い思いを込めて力強く歌っている。

一人ひとりが気持ちよく自分のパートを演奏しながら、それぞれの音を聴きながらやっていて、みんなで創る音に痺れながら、心から楽しんでいる感じがすごく伝わってきます。

メトロノームに合わせたり、撮りなおして繋げたり、もちろんやっているとは思うのですが、生の音楽の感じがして、ファーストテイクって感じがします。
この自由でチルくてオシャレなところが、この曲の良さだと思います。

また、それが影響して、落ち着いて一人ひとりのかっこよさを感じることができる曲になっていると思います。
曲を聴きながら、どの楽器を聴いてノるかというのは人によって異なると思います。
私はギターの音が大好きなので、ランマさんのギターを聴きテンポ感を感じて、ノリを合わせながらトミーさんのギターを聴いています。

でもみんなかっこいいので、誰の音を聴けばいいかわからないという贅沢な悩みがあります。
しかし、この曲は全体の音数を減らして、それぞれが活躍する場所が分けられています。
そのため、より一人ひとりにグッときながら聴くことができます。

この曲は、全体を通して静かで落ち着いているのに、狙われている感じや、おあずけされている感じがして、ドキッとしちゃう曲ですね。聴いていてぽーっとしちゃう、癖になる曲です。
ライブステージが併設された雰囲気のいいバーでお酒を飲みながら聴きたいですね。(したことないけど…)

・一人ひとりを詳しく聴いての良さ

①ランマさん

楽器隊の中でも、特にいつもと異なる動きをしているのはランマさんだと思います。 

候補曲の1曲目に設定した「暁がよんでる」では、リズムギターという名前の通り曲のテンポ感を示すように、コードを鳴らしてカッティングしていました。
さよならDecemberのイントロがわかりやすいと思いますが、他の曲でもランマさんは、リズムをかっこよく刻んでいることが多いと思います。

また、リードギターやベースと同じ音を鳴らして一緒に弾いていることも多いです。
そこが氣志團の楽曲のノりやすさと他パートとの相性の良さにも繋がってくるのだと思います。

しかし、この曲は、一部を除いてリードギターとベースの音とのユニゾンがほとんどありません。
むしろ、いつも動きがある方担当のトミーさんが松さんと同じフレーズを弾いています。松さんとの特に相性のいい相方がランマさんじゃないんです。新鮮です。
トミーさんと松さんをベースにしてランマさんのオシャレギターが流れてくる感じです。
ドン(ジャーン)ドン(ジャーン)みたいな感じで、アップピッキングで裏から弾いている感じ。

いつもとギターの音自体も違うような気がするし、拍の頭でコードを鳴らす以外の活躍が珍しいですよね。

このランマさんの動きがあるからこそ、全員が揃ったときがめっちゃくちゃ痺れるんです…!!
この曲でもジャカジャカ刻もうと思えば刻めるのに、あえて刻んでいないから、一拍目から入らない歌詞やがなりのボーカルが映える。
そして、松さんとトミーさんのユニゾンと、ベースラインにうまく入り込むドラムで表と裏からテンポ感を作り出しているのでノれる…!!
サビのベースと、ギターソロからのベースソロもだからこそ輝く…!!

そして、そのサビでは二人がメインのソロパートにもかかわらず、一番かっこいいところを持っていく!
ギター二人のユニゾンのソロから途中でトミーさん単独になるという流れで、より高くきらびやかな音で弾いたかと思えば…トミーさんのテクニック満載のかっこいいソロに味付けを超えた音を添えてきて、松さんのベースソロでもまたしても…!!
これを聴いてゾクっとしないわけがない。ソロのかっこよさに絶妙におしゃれさを加えている。

一番みんなのパートが聴けて、気持ちいいところで気持ちよく弾けるランマさんのパートったら楽しくてありゃしないですよね。
楽しげで自由で、みんなを愛している感じがランマさんの音っぽいですね…!

②松さん

いつもの相方のランマさんが自由な動きをしている分、松さんが安定しているのかと思いきや、曲が進むにつれて自由になっていくんです…!
トミーさんとのユニゾンのところはドラムと合わさってこれまた自由なボーカルを支えているんですが、サビはボーカルと二本柱になって曲の雰囲気を作り出しています。

ニゾンの終わりも、ギターよりもスライドの音を響かせているし、フレーズの終わりにはグリッサンドでベースにしかない良さを出しています。
その後のBメロでも、誰とも違うフレーズを弾いています。いつもより高い音で弾いて、だんだん上がってくる感じが、サビの期待感を高めています。
そしてサビに入らずまたしてもグリッサンドですよ。またベースラインが低くなっちゃうんです。もう一回繰り返してやっとサビなんです。
このおあずけ感ったらないですね。ドキドキします。えさを待っている犬みたいな感情です。

またしてもグリッサンドからのやっとサビ!
サビでも松さんが決めてくれるんです!!ひときわ輝き、自由で単独行動をしていながらも、ベースとして、ボーカルを支えながら二人で曲を引っ張っているんです!はあ~たまらん。
そしてギターソロからのベースソロですよ。
一旦主役を譲ったかと思えば、また躍り出てくるわけです。
ギターソロの後ろでもソロの後もかっこいいんですけど、スラップはずるいですよね…サムピングとプルの音ですかね?低い音と高い音が共存している感じがすごく好きです。
スラップって、ギターのタッピングと同じでピックを口にくわえてするんですかね?

もしそうなら緑組さんの情緒が心配です…
「11,12,32,44,93」のところも鳥肌ものですね。ここが一番好きかも…
かっこいいボーカルとコーラスと合わさったら、もう曲が終わっちゃうのに気分があがっちゃって、どうしたらいいのかわからない。最後も3人でビシッと決めてきて…たまりませんね…

③トミーさん

そして、トミーさんの活躍の仕方もいつもと全く違いますよね!
松さんとの印象的なユニゾンがまずは珍しいし、リードギターっぽく目立っていないのもいつもと違います。

リフやソロなどその曲っぽさを醸し出しているところを、低い音で弾いているのがそもそも珍しいのかなと思います。
他には、黒い太陽、ジゴロ13、カバーだと砂の丘とかがありますが、比較的氣志團の楽曲の中では少ないのではないかと思います。
ちなみにどれもめっちゃ好きな曲です。私の好きな曲の傾向としてあるのかもしれません。

ニゾンからの、みんなで合わせるところでは高い音でキラキラとしていて、Aメロの後半ではトミーさんのギターらしい音も入ってきてめっちゃかっこいいですが、いつもよりは控えめだと思います。
ボーカルと交互に前に出たりすることもありません。

サビでもコードを弾いています。
でも、他のパートが好きに演奏できているのはこのトミーさんの安定した一拍目があるからです!!
みんなの音を聴いて一体感を楽しみながら、全体をまとめている…
そして…シンプルな動きだからこそわかる音作りの良さと安定したピッキング
本当にかっこいいギタリストは何をしてもかっこいい。そう思わざるを得ません。
こういうトミーさんもイイっ!

ギターソロでも低い音で攻めて、みんなで渋かっこいい雰囲気を創り出しているし、一人になってからも決めるところはばっちり決める!!
トミーさんのもつリズム感をひしひしと感じるタメ方、テクニックの上手さとその使いどころのセンスの良さ、曲の雰囲気に合わせてきらびやかさが押さえられた、落ち着いた大人の色気を感じる音作り…

一歩引いて全体を見ていながらも、氣志團というバンドを大切に思って、支えている感じがトミーさんの音という感じです。
やっぱりトミーさんのギターが好きだ!

トミーさんが、この曲でどう魅せるかがとても気になる。
ボディに近いフレーズのときは、ギターを立ててパフォーマンスしているところを目にすることが多いけど、ヘッドに近い方ではどうやるんだろう?
ギターソロ以外でも、スライドとかチョーキングとかかっこいいテクニックが自然に出てくるからまたいつもとは違う感じになりそう。
(さらっとかっこいい感じがまたトミーさんっぽい)
センターに来てソロをするというよりは、その場でスポットライトを浴びながら弾く感じかな…
はあっ、渋い!渋すぎる!これは釘付け間違いなし。全人類紫組になります。推し変大歓迎。

④雪之丞さん

いつもの雪之丞さんを知らないのであんまりわからないですが、スネアドラムの音が特徴的な感じがします!
スネアドラムの突き抜けすぎない目立ち具合と、シンバル・ハイハットもシャンシャンしすぎないところがすごくこの曲に合ったドラムセットだと思います。

Aメロの後半に入るときのタムタムがたまりません…!!
めちゃくちゃ気持ちいい。みんなでユニゾンからの雪之丞さんの音で入れるの最高の気分だろうな~
この曲の味、3拍目から入る翔やんのボーカルの良さを引き出しているのは間違いなくここだと思います。
自由なのに互いが互いを鼓舞して、邪魔しない感じがいい。

そしてサビのドラムのカップ音が好き!
ギターソロはちょっと似ている音だけどたぶんハイハットを閉じて叩いている音かな?
ドラムのことは全然わからないけど、暴れられるし静かに叩くこともできるってとてもいい。
この曲を叩いている雪之丞さんを見てみたかった。

亜樹良さんのドラムセットは、一つひとつがキラキラで伸びがよく音が深い感じがするけど、この曲の寂しくて落ち着いた感じの曲ではどうやって叩くんだろう?
捩捩のリクエストで演奏するときは、今の氣志團っぽくみんなでアレンジしたりするんだろうか?この曲も氣志團の曲だけど、その中でも雰囲気が違う曲だし、音作りとか音響が、当時とはかなり違うだろうから色々あるんじゃないかな…

翔やん

かっこいいに尽きます。
こんなかっこいい歌声の人がこんなにかっこいい曲とこんなにかっこいい歌詞を書いたってまじですか?
こんなかっこいい人をあんな距離で見ていいんですか?
…意識すると翔やんを見れなくなっちゃうので、普段はなるべくこの気持ちを抑えようと思います。

テンポが190くらいあってもゆったりしている感じを創り出している楽器隊があってこそこの翔やんの歌唱テクニック満載の歌声な気がします。

一つ一つの発音が全部かっこいいので、本当はその全てに感想を書きたいのですが、それだけで一記事書けるくらいになっちゃうので今回はサビまでに絞って書きます。

Aメロだけでも血沸き肉躍りますね。
「ナポレオンミラー」のレ、しょっぱなから最高ですね。一拍目のアクセントにラ行で巻き舌をキメてくるところのほかにも曲を通してずっと巻き舌で、歌声そのものが楽器という感じがするところがもう翔やん大好きって感じです。

というかその前のポもいい。破裂音とか、pの読み方を教わった英語の授業以来意識したことがありませんでしたが、かっこいい人が使うとこんなかっこいい音だったんですね。

そして「横顔」。ここは2音節目から4音節目まで、全てをアクセントにして発音していてとてもいいですね。最後のオが発音記号では〔wa〕の音になっていて、英語らしい発音でso goodです。
ついふざけてしまいましたが、まじでかっこいいです。

その後、「チンチラシート」でまたもや巻き舌いいね〜と思ったら、「濡れる街角」でレとルで巻き舌コンボを決めてきます。
この余韻と、その次の「間に合わない」のマに含まれるンの音で、テンポがちょっと揺れて、本当に間に合わない感じがあります。歌詞とテクニックの合わせ方がプロの技巧すぎます。
もしたまたまだとしても、歌うことを楽しんで自分の声に聴き入っている感じが生の音楽という感じがしてとても好きです。

そして、「スローモーション」、「ロコモーション」の巻き舌から、「お前じゃなけりゃ」…最高すぎるでしょ。
ここの遅れて歌っている感じ、メトロノームに合わせる音楽じゃ聴けないですよね!!
息継ぎの音が入っているんですよ…!!
息継ぎって、息を吸っているってことですよ。
こんなにかっこいい翔やんが歌の途中に息を吸っているんです。
そんなの…かっこいいに決まってるじゃないですか!!

今の翔やんなら余裕で息が続くのかな?
願わくば、息切れしてほしい!そして遅れて入ってほしい!テンポ感とか忘れて歌うことに専念してほしい!
でも今の翔やんの声で、氣志團の團長として余裕感たっぷりで魅力的過ぎる姿も見たい!
ぜひともGIGで聴きたいっ!!

感じたことはもっとたくさんあるのに言葉が追い付かないので書けない…と思いきやたくさん書いてしまったのでここまでにしておきます。この後もずっとかっこいいんです…!!

⑥光さん

氣志團の自由といえばこの方。
この曲ではいったいどんなステージを見せてくれるのか!
横揺れしたくなる曲でサビ以外は静かだからダンスが難しいんじゃないかと思うけど、どう早乙女 光感を見せてくれるかが気になる!!

⑦その他

静かな感じから一変して、サビの盛り上がりから2回「Hey!」の掛け声、勢いがいいですね。でもその前には「ABAYO」でとても楽しい掛け声ができなさそうな歌詞です。
そして翔やんの「鳴らないベル気付いて」からの…「11・12・32・44・93」…。
翔やんの悲痛な声とキャッチーでつい口ずさみたくなるフレーズのギャップがいい。
楽しげな雰囲気とノりやすいリズム感の裏で、寂しくて無力感と後悔に苛まれている感じがたまりません……
これだから氣志團が好きなんです……

最後に

普段とは雰囲気が少し異なっていると書きましたが、書けば書くほどやっぱり氣志團の楽曲だという感じがしてきました。
当たり前ですが、それぞれがいつもと違う動きをしていても、バンドとしてやっぱり氣志團で、氣志團にしかないスタイルが確立されていると思いました。
だからこそカバーでも氣志團サウンドをひしひしと感じるのだと思います。

いつもの氣志團とは少し違うのに、それでも氣志團氣志團だという不思議な感覚を与えてくれる曲、「あばよクレージュ・タクト,BABY…」。

↓ぜひこの曲に、あなたの大切な一票をください!

電リク278(電脳リクエスト278曲)開催!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

後書き

この記事を書き終わった日がちょうどランマさんの誕生日でした!

いつも可愛くて癒し系のイメージがありますが、氣志團の楽曲を聴きこむほど、ランマさんってやっぱりかっこいいなと思います。

記事を書き始めて日は浅いですが、この活動を通してさらに氣志團のことが好きになっています。

次はカバー曲について書こうかな。